アサリが一番砂を吐く塩水は、棲んでいた場所の海水です。持ち帰り用に空のペットボトルをご用意ください。1kgのアサリに必要な海水は1リットル。念入りに2回砂抜きをしたければ2リットルの塩水があれば十分です。また、ご家庭の水道水に食塩でも代替することも出来ます。海水塩分濃度は、だいたい3%と言われており、水1リットルに対して塩30gで3%濃度の塩水になります。目安として水1リットルに対して大さじ2杯です。
トレイやザルにアサリを移し、海水または塩水で浸します。浸す高さはアサリが少し顔を出す程度にします。注意点はザルの下にボウルを置き、ザルをかさ上げすることです。かさ上げをしておかないと、吐いた砂をまたアサリが吸い込んでしまうので注意しましょう。
海水・塩水に浸した準備ができたら、ザルにアルミホイルをかぶせ、爪楊枝などでアサリが呼吸できるように空気穴を作っておきます。あさりは暗い場所が好きなので、つまり、アルミホイルを被せることで居心地のよい環境を作ります。常温で5~6時間塩水に浸けて放置して、砂抜きします。室内の気温が高い場合は冷蔵庫に入れましょう。
元気なアサリは砂抜きあとに入水管、出水管が出てきます。出てないアサリは弱っていたり、砂を充分に吐き出していない可能性があります。
50℃のお湯にあさりを入れ、お湯の中でこすり洗いをして10分程放置して、流水でもみ洗いしてください。砂抜きの時短の裏技ですが、念入りに砂抜きしたい場合有効です。